【新書】「新三様」産業で浮上している供給能力過剰とは
経済
2025.03.04

『ピークアウトする中国』
-「殺到する経済」と「合理的バブル」の限界
梶谷 懐/高口 康太 著 | 文藝春秋(文春新書) | 256p | 1,210円(税込)
1.中国の不動産市場に何が起きているのか?
2.ポストコロナの不動産危機
3.新型都市化と不動産リスク
4.中国不動産市場と「合理的バブル」
5.中国社会を覆う悲観論
6.地方政府はなぜ財源不足に苦しむのか
7.「殺到する中華EV」は中国経済を救うのか
8.不動産バブルと過剰生産のゆくえ
【イントロダクション】
大手ディベロッパー、恒大集団(エバーグランデ)や碧桂園(カントリーガーデン)の経営危機が表面化し「不動産危機」が深刻化している中国。商品住宅販売額は2021年をピークに急落し個人消費にも影響が及んでいるが、そもそも中国の不動産価格は「バブル」の状態にあった。
むしろなぜ今まで崩壊しなかったのか。
本書では、そんな疑問を軸に近年の不動産危機とその影響や背景を読み解く。
約30年間にわたって続いてきた中国の不動産バブルは、合理的判断の積み重ねで生まれる「合理的バブル」であると見なす。さらに、今回の不動産危機を受けた中国人の考え方・行動の変化をレポートするとともに、「供給能力が過剰である」という中国経済の構造的な課題を掘り下げている。
著者の梶谷懐氏は神戸大学大学院経済学研究科教授。中国人民大学留学(財政金融学院)、神戸学院大学経済学部准教授などを経て、2014年より現職。高口康太氏はジャーナリスト、千葉大学客員教授。両名による共著には他に『幸福な監視国家・中国』(NHK出版新書)がある。
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