【海外書籍】ハイテク業界の発展を支えた有力銀行の設立経緯 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『シリコンバレー・バンクの盛衰』
Silicon Valley Bank: The Rise and Fall of a Community Bank for Tech
Xuan-Thao N. Nguyen 著 | Cambridge University Press | 350p


1 イノベーション・エコノミーのための銀行
2 アイデアの原点
3 銀行の萎縮と異常値
4 スタンフォード大学の教授と2人の銀行家
5 最初から違うことをする
6 逆境に立ち向かう
7 銀行規制当局を説得する
8 SVBのテックレンディングとベンチャーデットの誕生
9 VCとの関係を活かした事業拡大
10 早すぎた未来と銀行によるESGの取り組み
11 SVBの突然の死と銀行業界のイノベーターから得るべき教訓


【イントロダクション】
1983年に設立され、当時、ハイリスクのため銀行からの資金調達が難しかったテック系スタートアップなどへの積極的な融資を行ったシリコンバレー・バンク(SVB)。右肩上がりだったハイテク業界と歩調を合わせるように中堅規模の銀行に成長し、シリコンバレーの発展に多大な貢献をした。
だが、2023年3月に突然の破綻を迎えてしまう。

英国ケンブリッジ大学の出版部門から刊行された未邦訳の本書は、SVBの創設者や初期の従業員など関係人物へのインタビューをもとに、SVBの設立、成長、破綻に至るストーリーを描くとともに同銀行の果たした役割などを詳説。
SVBならではのユニークな取り組み、リスクの高いテクノロジー融資に対する従来の見方をどのように覆してきたか、などを数々のエピソードとともに伝えている。また、順風満帆と思われたSVBが、FRBの金利引き上げにより急速に破綻に向かった事情も詳らかにする。

著者のシュアン・タオ・グエン氏はワシントン大学のペンドルトン・ミラー法学寄付講座の教授。知的財産、金融、ビジネス、税制の分野で数多くの著書、論文、ローレビュー記事を執筆し、世界銀行グループIFCのシニア・コンサルタントも務める。


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