【新書】G20議長国ブラジルが重視する熱帯雨林の保護
グローバル
2024.12.10

『ブラジルが世界を動かす』
-南米の経済大国はいま
宮本 英威 著 | 平凡社(平凡社新書) | 296p | 1,210円(税込)
序.多様性の国
1.【政治】右派と左派の対立――大統領選とルラの復権
2.【外交】国際社会の新秩序構築へ――米中の間で立ち位置を模索
3.【環境】熱帯雨林アマゾンの保護――国際交渉の最前線
4.【農業・産業】世界の供給源――コーヒーや鶏肉から飛行機まで
5.【デジタル・金融】「国民総電子決済」へ――PIXで狙う世界覇権
6.【日本との関係】進む民間協力――距離の壁越えパートナーに
終.未来の大国
【イントロダクション】
2024年の20カ国・地域(G20)首脳会議の議長国を務め、成果文書となる宣言を異例の速さで発表し存在感を示したブラジル。25年にはBRICS、第30回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP30)の議長国となることも決まっている。
巨大な国土と経済規模を有する南米の「大国」が、グローバルなリーダーシップを発揮しつつある。
本書では、近年国際的な発言力を増すブラジルについて、政治や外交、環境政策、産業など幅広い分野の情報をまとめ、同国の最新事情や動向を伝えている。
2023年に誕生したルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ政権の下では、アマゾンの熱帯雨林を守る姿勢を強調し、気候変動問題に揺れる国際社会の関心を引いているという。また、金融面ではデジタル決済やネット銀行が台頭しており、「ヌーバンク」という世界的企業も誕生していることをレポートしている。
著者は日本経済新聞社の記者。経済部、長野支局、証券部、国際部を経て、ブラジルとメキシコに計9年間駐在。24年4月より政策報道ユニット経済・社会保障グループに在籍する。
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