【新書】トランプ氏落選でも「トランプ現象」が続く理由 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『気をつけろ、トランプの復讐が始まる』
宮家 邦彦 著 | PHP研究所(PHP新書) | 232p | 1,133円(税込)


序.「もしトラ」から「ほぼトラ」へ?
1.来たる2024年米大統領選、まずはこれだけ押さえておこう
2.第一期トランプ政権を振り返る
3.第二期トランプ政権のシナリオ
4.トランプはロシア・ウクライナ戦争を止める?
5.第二期トランプ政権でますます混乱する中東
6.米中貿易戦争パート2がやってくる
7.インド太平洋――朝鮮半島危機と台湾有事に備えよ
8.安倍元首相なき日本の「もしトラ」生存戦略


【イントロダクション】
米国では2024年11月5日の大統領選に向けて選挙戦が本格化している。注目されるのは、共和党の大統領候補に正式決定したドナルド・トランプ氏が再選を果たすのかどうか。また、再選した場合の外交政策や経済政策、世界情勢・経済への影響などだ。
日本は、「トランプ再選」にいかに備えればいいのだろうか。

本書は、今回の米大統領選について、なぜ米国でトランプ支持が広がるのかといった背景や、理解しておくべきポイントなどを整理して解説。また、第一期のトランプ政権を振り返り、再選された場合の第二期トランプ政権のシナリオを予想している。
トランプ氏は、不法移民など国内問題や自己の名誉回復に精力を傾注するため、外交の戦略性と政策的比重は低下すると見る。また、日本は「トランプ再選」を恐れず、まずは国内政治を立て直すべきと述べる。

著者はキヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問、立命館大学客員教授、外交政策研究所代表。東京大学法学部を卒業後、外務省にて在中国大使館公使、在イラク大使館公使などを経て、2005年に退職し、現職。


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