【海外書籍】長期政権を実現したウガンダの「聴衆戦略」とは - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『グローバル・サウスの外交戦略』
-政権存続をかけた各国の策略と実行
Maneuver and Exploit: Global South Foreign Policy in the Transnational Context
Andrea K. Grove 著 | Lexington Books | 176p


1.グローバル・サウスの外交政策分析
2.ウガンダ
3.ケニア
4.カタール
5.トルコ


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

主に南半球の、アフリカ、アジア、南米などの新興国・途上国を指す「グローバル・サウス」が注目されている。経済成長ののびしろに加え、ウクライナ戦争、米中対立の中で中立的立場をとっているからだ。
大国におもねらず、逆に利用するしたたかさをもったグローバル・サウス諸国の外交戦略とはいかなるものか。

米国で刊行された未邦訳の本書は、グローバル・サウス諸国の為政者たちの外交における意思決定モデルに注目した研究書。米国の政治学者アレックス・ミンツらが提唱した「ポリヒューリスティック理論」を当てはめながら、グローバル・サウスを特徴づける「政権存続」を優先した外交政策を、ウガンダ、ケニア、カタール、トルコの事例をもとに詳細に分析している。
各国の戦略は「聴衆戦略」「脅威戦略」といったフレームで説明できるようだ。

著者のアンドレア・K・グローブ氏は、カリフォルニア州立大学チャンネル諸島校の政治学およびグローバル研究の教授。


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