【新書】クレーンゲームの「アームの自由度1問題」とは
文化
2024.05.14
『クレーンゲームで学ぶ物理学』
小山 佳一 著 | 集英社インターナショナル(インターナショナル新書) | 224p | 968円(税込)
1.クレーンゲームの物理的環境
2.クレーンゲームとアームの物理
3.クレーンゲームの摩擦力
4.フィールド上の攻防
5.プライズの転倒
6.クレーンゲームのポテンシャル
7.クレーンゲームのコイルと電流
8.クレーンゲームの確率と規則性
【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。
最近では「アミューズメント施設」とも呼ばれる「ゲームセンター」で、長年にわたり、世代や性別を問わず人気の遊技の一つに「クレーンゲーム」がある。
透明な大きめの容器箱に入ったぬいぐるみなどの景品を小型のクレーンを動かしてアームでキャッチし、成功すればその景品がもらえるというものだ。
本書では、クレーンゲーム歴30年以上の物理学者が、クレーンゲームを題材に物理学の基本を解説する。著者は、物理学的な視点からのクレーンゲームの研究をライフワークとしており、大学の基礎教育科目の授業や、高校生向けの模擬授業などで、その研究成果を披露している。
クレーンゲームで遊ぶ過程で「座標・ばね・重心・てこの原理・振動・力の合成と分解・摩擦力・電磁誘導・位置エネルギー・確率」といった物理学の原理を、現実感をもって学べるのだという。
著者は鹿児島大学理学部教授。東京大学物性研究所COE研究員、東北大学金属材料研究所准教授などを経て、2010年より現職。専門は強磁場物質科学。
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