【海外書籍】近隣国を巻き込んだチャンギ空港の拡張計画とは - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『空港アーバニズム』
-シンガポール チャンギ国際空港の影響力
The Airport as Urban Territory: The Spatial Effects of Singapore’s Changi Airport
Anna Gasco 著 | NUS Press | 304p


1.空港と都市計画の関係
2.分析的枠組み
3.シンガポール・チャンギ空港の肖像
4.実証的探査
5.結論


【イントロダクション】
国際空港は交通インフラとしての役割を超えて、国や地域の経済発展の推進力ともなりうる。グローバルな移動・物流のハブとなるだけでなく、地域のインフラとして多様な機能を備えるケースも多い。
とりわけ国際都市国家であるシンガポールのチャンギ国際空港には、周辺国も含めた発展の拠点として期待が寄せられる。

シンガポール国立大学の出版部門から刊行された未邦訳の本書では、チャンギ国際空港をモデルケースとしながら、空港が都市経済の中心として発展することで周辺地域に与える影響(空港アーバニズム)を分析する。
チャンギ空港が農村地域、工業地帯やレジャー地帯にもたらした変化に加え、マレーシア、インドネシアといった近隣国がチャンギ空港にどのように関わっているのかなどを解説。チャンギ空港のような都市化した空港から広がる都市計画の可能性を説く。

著者のアンナ・ガスコ氏はオランダのアムステルダム芸術大学建築アカデミーの都市論主任。建築家、都市デザイナーとして、実務、研究、教育において20年以上の経験を持つ。


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