【ベストセラー】知の巨人・ハラリ氏は「AI革命」をどうみるか - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『NEXUS 情報の人類史 下』
-AI革命
ユヴァル・ノア・ハラリ 著 | 柴田 裕之 訳 | 河出書房新社 | 328p | 2,200円(税込)


6.新しいメンバー ――コンピューターは印刷機とどう違うのか
7.執拗さ――常時オンのネットワーク
8.可謬――コンピューターネットワークは間違うことが多い
9.民主社会――私たちは依然として話し合いを行なえるのか?
10.全体主義――あらゆる権力はアルゴリズムへ?
11.シリコンのカーテン
  ――グローバルな帝国か、それともグローバルな分断か?


【イントロダクション】
2020年代における「最大の事件」と、後年にみなされるかもしれない「生成AIの台頭」。AIを、人間と協働するパートナーとみるべき、といった論調が主流のようだが、「人類を支配する」というような「AI脅威論」を主張する研究者や知識人は、依然として少なくない。
ユヴァル・ノア・ハラリ氏はどう見ているのか。

ハラリ氏の最新作である本書では、改めて「情報」に焦点を当て、『サピエンス全史』で辿った人類史と、『ホモ・デウス』で予見した未来を、再び語りなおしている。下巻では、自主的に決定を下したり、新しい考えを生み出したりもできるAIが存在感を発揮する未来について、そのリスクと可能性を論じる。
ハラリ氏は「AI」という略記を「Artificial Intelligence(人工知能)」だけでなく「Alien Intelligence(人間外の知能)」の意味でも使っているが、AIが判断し決定を下すのに、意識や感情は必要ない、という重要な指摘をしている。

著者のハラリ氏は歴史学者、哲学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号。世界の著名なメディアへ寄稿するなど発信を続ける。


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