【新刊】「海底ケーブル」は国際法でどう規制されるか
政治
2025.03.12

『海洋法』
瀬田 真 著 | 弘文堂 | 320p | 3,520円(税込)
1.海洋法概論
2.海洋法のアクター
3.水柱の水域区分と航行規則
4.非生物資源の開発と海底の水域区分
5.沿岸国水域の画定
6.海上における人・船舶の規律
7.生物資源
8.海洋環境(1):汚染防止
9.海洋環境(2):生物多様性の保全
10.海洋情報・科学技術
11.海上警察活動
12.海上武力紛争
13.海洋法による法の支配:紛争解決制度を中心に
【イントロダクション】
海洋は地球の表面積の約7割を占め、人類はそこから多くの資源を得るとともに、船舶などの移動手段を通じて貿易や交流に活用してきた。それらを円滑に進め、国家間の争いを防ぐために整備されているのが「海洋法」である。
とりわけ四方を海に囲まれた日本にとっては、きわめて重要な国際法の一つといえる。
本書では、船舶運航、海洋環境保全、漁業、資源開発、海底ケーブル、科学的調査、安全保障など、広範な領域を包含し、政府や関係省庁のみならず、海運業界、環境保護団体、水産会社、商社などにも関係する海洋法について、課題ベースの構成で非専門家にもわかりやすく解説。
大国だけでなく、人口の少ない島嶼国にとっても死活的に重要な海洋法は、1982年に第三次国連海洋会議にて採択され、「海の憲法」とも呼ばれる「海洋法条約」を中心に、運用されてきた。
著者は、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科准教授。国際法・海洋法を専門とし、早稲田大学比較法研究所助手、横浜市立大学国際総合科学部准教授などを経て、2023年より現職。
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