【新書】外科医に必要な「全体をデザインする創造力」
スキル
2025.03.11

『手術はすごい』
石沢 武彰 著 | 講談社(ブルーバックス) | 228p | 1,210円(税込)
序.消化器の基本事項
1.戦略・戦術編
2.武器編
3.技術編 その1――基本テクニック
4.技術編 その2――応用テクニック
5.実践編
【イントロダクション】
外傷やがんなどの治療手段として抗生物質や放射線療法なども発達するなか、あえて体に傷をつける「手術」は、現在も日常的に行われている。
では、手術だけがもつ価値とは何だろうか。また、「腕がいい」といわれるような「上手な手術」をする外科医は、初心者の外科医と何が違うのだろうか。
本書は、消化管、肝臓、胆管などを主に扱う「消化器外科」について、現役の外科医が手術の価値や考え方、方法などを、戦略、戦術、武器、技術の点から解説している。
がんの手術は、「切除マージン」と「リンパ節郭清」という2つのポイントから「戦略」を立てるという。また、切除する臓器の血管をどの部位でいつ切離するかという「戦術」も求められる。さらに、遠隔操作で多関節動作が可能な、最新の手術支援ロボットの活用なども広がっているようだ。
著者は大阪公立大学大学院医学研究科肝胆膵外科学教授。千葉大学医学部卒業後、東京大学医学部肝胆膵外科に入局(同大学院修了、医学博士)。がん研究会有明病院などを経て2022年4月より現職。『完全図解 病院のしくみ』(講談社健康ライブラリー・編著)など編著書多数。
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