【ベストセラー】2025年永眠の経営学大家が明かす名著の誕生秘話 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『『失敗の本質』を語る』
-なぜ戦史に学ぶのか
野中 郁次郎/前田 裕之(聞き手) 著 | 日本経済新聞出版(日経プレミアシリーズ) | 280p | 990円(税込)


序.探索―失敗研究の題材を求めて
1.混沌―新しい戦争研究の型
2.実現―『失敗の本質』の要諦
3.展開―失敗から強さの解明へ
4.難航―20年を要した『戦略の本質』
5.総決算―国家レベルの指導力に迫る
終.挑戦―新たな国家論の構想


【イントロダクション】
2025年1月25日、日本の経営学界に輝く“巨星”の一人、野中郁次郎・一橋大学名誉教授が逝去した。89歳だった。
知識創造のプロセスをモデル化した「SECIモデル」の提唱など「知識経営」の分野において国内外で評価されている。その業績にもつながる1984年刊行のベストセラー(共著)が『失敗の本質』である。

本書では、『失敗の本質』誕生までの経緯や、同書が出発点となった戦史研究のその後の軌跡、「知識経営」とのリンクなどについて、野中郁次郎名誉教授自らが詳細に語っている。
野中氏は民間のメーカーに9年勤めた後、米国でMBAを取得。帰国後、南山大学に赴任し、日本企業の事例研究に取り組む。そこで「失敗事例」が集まりにくいことに困っていたところ、前職の先輩から「日本軍」の研究を提案され、防衛大学校に移籍することになる。

著者の野中氏は1935年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、富士電機製造勤務を経て、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D.取得。『戦略の本質』『国家戦略の本質』『知略の本質』『知識創造企業』『ワイズカンパニー』など共著を含む多数の著書がある。聞き手の前田裕之氏は学習院大学客員研究員、川村学園女子大学非常勤講師、文筆家。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2025年3月18日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら