【海外書籍】社交ダンス文化の中心となったブラックプール - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『社交ダンスと舞踏場の歴史』
Ballroom: A People’s History of Dancing
Hilary French 著 | Reaktion Books | 320p


1.「輝きの洪水」――ブラックプールの新舞踏場
2.ジャズ、ラグタイム、タンゴ熱
3.ダンスの民主化
4.基本技術が形成される
5.人前でのダンス
6.夜の娯楽とプライベートなクラブ
7.ハリウッドの魅惑
8.日常の魅惑
9.連帯感――休日のキャンプ、シークエンスダンス
10.ジルバ、ロックンロール、スウィング
11.ラテン、1960年代と変化
12.テレビ、『カムダンシング』、ペギー・スペンサー
13.ある時代の終わり
14.21世紀の舞踏場


【イントロダクション】
2024年のパリ五輪では「ブレイキン」が新種目として追加された。同種目のようなストリートダンスは年々盛り上がりを見せるが、ダンススポーツの王道といえるのが「社交ダンス」である。
宮廷舞踏を起源とし英国で発展した社交ダンスは、19世紀末頃から大衆化し、今でも世界50カ国以上で親しまれている。

英国で刊行された未邦訳の本書は、欧米における社交ダンスの歴史をひも解く。
富裕層の娯楽だった社交ダンスが大衆化した震源地は、英国の海辺のリゾート地で、今も毎年「ブラックプールダンスフェスティバル」が開かれる、ブラックプールだった。さらに、1920年代頃からは、新聞などで取り上げられるようになり、ダンス技術も確立されるようになった。そして戦後のブームを作り上げたのがテレビ番組『カムダンシング』である。

著者のヒラリー・フレンチ氏は、イギリスのバース・スパ大学のデザイン研究教授。建築家、インテリア・デザイナーとしても活躍している。


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