【ベストセラー】AIの未来にヒントを与える「電気」の普及過程
テクノロジー
2024.12.06
『AI経済の勝者』
アジェイ・アグラワル/ジョシュア・ガンズ/アヴィ・ゴールドファーブ 著 | 小坂 恵理 訳 | 早川書房 | 392p | 3,190円(税込)
はじめに 成功には程遠い?
1.時代のはざま
2.ルール
3.システム
4.パワー
5.AIはいかにディスラプションを引き起こすか
6.新しいシステムの構想
解説/井上智洋
【イントロダクション】
生成AIブームが巻き起こる以前の2018年に原書が出版された『予測マシンの世紀』は、AIの本質を「予測マシン」と定義し、その経済やビジネスへの影響を論じ、話題を呼んだ。
ChatGPTが登場した現代においても、同書の考察は有効だが、今後の発展のためには別の視点が必要だという。
『予測マシンの世紀』と同じ3人の著者による本書は、企業がAIを効果的に導入する際に押さえるべき考え方や、施策の立て方を詳述。
AIを含むイノベーションがもたらす影響は「ポイントソリューション」「アプリケーションソリューション」「システムソリューション」の3種類に分けられ、それぞれ異なる効果がある。AIが真価を発揮し、未来の経済の「勝者」となるためには「システムソリューション」に取り組む必要があるという。
著者の3人はいずれもトロント大学ロットマン経営大学院教授。アジェイ・アグラワル氏は経営戦略とアントレプレナーシップを専門とし、同校に創造的破壊ラボ(CDL)を創設。ジョシュア・ガンズ氏は経営戦略が専門でCDLチーフ・エコノミスト。アヴィ・ゴールドファーブ氏はマーケティング論が専門でCDLではチーフ・データサイエンティストを務める。
新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2024年12月17日まで)会員登録はこちらから
既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。
法人の会員はこちら
個人の会員はこちら