【海外書籍】シルク・ドゥ・ソレイユが変えたサーカスの常識 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『教養としての「サーカス」』
-「地上最高のショー」を目指す「超人」たち
The Greatest Shows on Earth: A History of the Circus
Linda Simon 著 | Reaktion Books | 296p


序.サーカスの起源
1.曲馬芸
2.サーカスに魅了された芸術家たち
3.巨大テント
4.街頭パレード
5.綱渡り
6.猛獣使い
7.道化師
8.離れ技
9.フリークショー
10.サーカスの変貌


【イントロダクション】
人間の身体の限界を超えるスリリングなパフォーマンスが展開される「サーカス」。そのファンタジックな世界は、スポーツ観戦で味わう感動とは別種の意外性、興奮を観客に与えてくれる。
なぜ私たちはサーカスに惹かれるのだろうか。そして、パフォーマーは危険を顧みないショーで、何を伝えようとしているのか。

英国で刊行された未邦訳の本書では、サーカスの起源からその発展・変貌について紀元前から現代までの軌跡を追っている。
時に「超人」と呼ばれるほどの曲芸師が技を披露するサーカスの独特な世界観は、哲学者や文学者、芸術家にも影響を与えており、19世紀に活躍した哲学者フリードリヒ・ニーチェの著作にもサーカスに言及した言葉がある。また、サーカスを革新し、一世を風靡したパフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」が商業主義化するのに伴い、それに反発する新たなアーティスト集団が派生してきているようだ。

著者のリンダ・サイモン氏は米国ニューヨーク州にあるスキッドモア大学の名誉教授。ハーバード大学講師。伝記を中心に執筆し、主に芸術に関する著書を出版している。


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