【新刊】大学に義務付けられたFD活動を機能させるには - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『大学FD入門』
-教育改善に取り組む人の必携ガイド
中井 俊樹/西野 毅朗 編著 | ナカニシヤ出版 | 218p | 2,750円(税込)


1.大学のFDの特徴と課題
2.FDの企画
3.教員研修
4.授業アンケートの活用
5.授業参観
6.授業コンサルテーション
7.ティーチング・ポートフォリオ作成の支援
8.研究会の支援
9.カリキュラム開発支援
10.新任教員対象のFD
11.プレFD
12.教員の個別学習の促進
13.FDの評価
14.FDを推進する体制づくり


【イントロダクション】
少子化による18歳人口の減少、技術の進歩やそれに伴う社会の変化など、大学を取り巻く環境は、より厳しさを増している。大学が入学生を選抜するのが当たり前の時代は過ぎ去り、今や学生に選ばれる大学にならなくては、生き残りが厳しくなっている。
そんな中でもっとも問われるのが大学教員の「教育力」といえる。

本書では、大学教育の質を高める授業改善の組織的取り組みを指す「ファカルティ・ディベロップメント(Faculty Development:FD)」に関する知識や手法、実践の工夫を詳細かつ具体的にガイドしている。
FDは、大学設置基準という文部科学省の省令において、すべての大学に義務付けられている。そのためほとんどの大学で日常的な活動として定着してはいるが、設置基準に基づく認証評価に対応するためだけの形式的な活動になってしまっている大学も少なくないのが現状のようだ。

編著者の中井俊樹氏は、愛媛大学教育・学生支援機構教授。専門は大学教育論、人材育成論。西野毅朗氏は京都橘大学経営学部経営学科准教授で、教育開発・学習支援室兼務。専門は大学教育論、高等教育開発。


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