【海外書籍】温暖化を抑えるかもしれない「豆腐」の可能性 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『西洋から見た 教養としての「豆腐」』
Tofu: A Culinary History
Russell Thomas 著 | Reaktion Books | 272p


1 劉安と李奇:豆腐の古代の起源
2 「それ」の匂いとは?
3 豆腐を広める
4 豆腐、西洋へ行く
5 豆腐を食べることとその文化における位置
6 豆腐株式会社 ビジネスとして考える


【イントロダクション】
私たち日本人の食卓には馴染み深い「豆腐」。日本文化を代表する伝統的な食材であるとともに、健康志向の高まりによって世界に進出している食べ物でもある。
茹でた大豆を砕いて絞った豆乳を凝固剤によって固めた、素朴な味わいの食品が、なぜ長い年月を生き延び、国境を超えて親しまれているのだろうか。

英国で刊行された未邦訳の本書では、豆腐の古く、ユニークな歴史を紐解く。その起源は紀元前の中国にまで遡るとされ、偶然の産物として生まれたという説がある。
欧米人からは当初「粗末な食べ物」と見られることが多かったが、中国や日本では食文化として根づいていく。かつて1960年代米国のカウンターカルチャー台頭に伴う日本食ブームで注目されたが、現代の地球環境負荷を考慮しようという動きの中で、豆腐の持つ健康的で環境に優しい側面が改めて脚光を浴びているようだ。

著者のラッセル・トーマス氏は東京在住の作家でジャーナリスト。ジャパンタイムズ、ガーディアン、サウスチャイナ・モーニング・ポストなど様々なメディアに寄稿している。


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