【海外書籍】中国の伝統的高級酒とコカ・コーラとの共通点
ビジネス
2024.09.12
『世界でもっとも飲まれる蒸留酒 茅台(マオタイ)酒の力』
吴 晓波 著 | 中信出版社 | 360p
1.茅台鎮の夜
2.白酒の起源
3.華家と王家
4.「毛沢東はここから川を渡る」
5.頼永初茅台酒の13年
6.三つの醸造所の合併
7.「最も特別な」茅台酒
8.伝統との戦い
9.茅台酒を「1万トン作ろう」
10.茅台酒実験
11.「どのようにお酒を造るか」
12.困難な秩序の回復
13.ひとつの香りがすべてを支配する
14.二重の不安
15.茅台酒を売る場所
16.波乱の力
17.恩人
18.原産地効果
19.「茅台酒ファン」はいかにしてニセ茅台酒に抵抗したか
20.時間と資本
21.茅台酒の若さと科学的精神
【イントロダクション】
ウイスキー、ブランデーと並んで世界三大蒸留酒に数えられる「白酒(バイジュウ)」。中でもっとも高級とされるのが中国・貴州でのみ作られる「茅台(マオタイ)酒」である。
茅台酒の年間売上高は1500億元を超え、製造を独占するメーカー「貴州茅台酒股份有限公司」の時価総額は国内トップクラスを誇る。
中国で刊行された未邦訳の本書では、茅台酒の発祥から現在までの発展の歴史を追う。茅台酒は他の白酒と異なり、モロコシ(高粱)、小麦、水というシンプルな原料が使われるが、その製造プロセスは複雑である。
長い歴史を有し、外交の場や冠婚葬祭に欠かせない、中国文化を象徴するブランド酒となっている茅台酒だが、近年では人気コーヒーチェーンとコラボレーションするなど、若い世代に向けたアプローチも試みているようだ。
著者の吴晓波氏は、金融、企業に詳しい作家で、「Wu Xiaobo Channel」と「Blue Lion Publishing」の創設者。『乱の10年、水の中の大きな魚』、『テンセントの伝記』などベストセラーを多数生み出している。
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