【新書】手のツボの刺激が足先の痛みにも効くメカニズム - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『東洋医学はなぜ効くのか』
-ツボ・鍼灸・漢方薬、西洋医学で見る驚きのメカニズム
山本 高穂/大野 智 著 | 講談社(ブルーバックス) | 288p | 1,210円(税込)


序.東洋医学とはなにか
1.鍼灸で「痛み」が和らぐのはなぜか
2.心とからだを整える鍼灸の最新科学
3.漢方薬は体内で「なに」をしているのか
4.「人に効く」を科学する
5.今すぐ実践! ツボのセルフケア


【イントロダクション】
中国の伝統医学をルーツとする日本の鍼灸や漢方薬。なぜ効くのかはっきりしない部分も多かったが、近年、脳や免疫などの精緻な仕組みがわかってきたことでメカニズムが解明されつつあるようだ。手軽さもあり、米軍が耳ツボ治療を取り入れるなど海外でも評価されているという。
最新の研究はどこまで進んでいるのか。

本書は、ツボ、鍼灸、漢方薬など東洋医学のメカニズムを西洋医学的な視点から解説している。
鍼灸の刺激は、痛みが生じているところに直接作用するだけでなく、脊髄や脳にも作用して鎮痛効果を発揮しているという。また、ツボへの刺激が神経活動を活発にして鎮痛作用につながることや、ツボと内臓との関係なども明らかになってきているようだ。

著者の山本高穂氏はNHKメディア総局第2制作センターチーフ・ディレクター。NHKスペシャルのほか、ダーウィンが来た!、クローズアップ現代などを担当。大野智氏は島根大学医学部附属病院臨床研究センター長・教授。2022年から島根大学医学部附属病院副病院長を兼務。東洋医学を含む統合医療・補完代替療法をテーマに学生講演や医療者・一般向け講演も行っている。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2024年8月7日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら