【新書】DNA型鑑定の精度が向上しても指紋が大事な理由 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『刑事捜査の最前線』
甲斐 竜一朗 著 | 講談社(講談社+α新書) | 256p | 990円(税込)


プロローグ 日本最強の捜査機関
1.ブツを追う
2.毒劇物捜査と事件性の判断
3.真相に迫る
4.汚職に切り込む
5.捜査を率いる
6.特殊詐欺との闘い
エピローグ 「匿流」と闘う


【イントロダクション】
日本は治安が良いといわれるが、新型コロナ禍を経て人が街頭に戻ってきた影響もあり、2023年の刑法犯認知件数は70万3351件と2年連続増加。特殊詐欺の被害は400億円を超え、SNSでつながる犯罪グループが海外に拠点を置くなど巧妙化、国際化も指摘される。
捜査する側は、それらにどう立ち向かっているのだろうか。

本書は、大阪府警や警視庁をはじめ警察の事件取材を長年続けた記者である著者が、第一線の捜査員から警察組織のトップに至るまで、刑事警察の捜査を支える多くの人物に取材し、実際にあった事件の捜査の過程を伝えている。
市井の人々の間で起きる殺人から「ルフィグループ」による広域強盗まで、DNA型鑑定、指紋の照合、被告への取り調べなど、「科学捜査」と「人の捜査」の両面から事件の真相に迫る様子を詳らかにする。

著者は共同通信社編集委員兼論説委員。西南学院大学卒業後、1989年に読売新聞社入社。93年共同通信社入社。95年から2000年、大阪府警捜査1課と警視庁捜査1課を連続して担当。その後も警視庁サブキャップや同キャップなどを務め、多くの事件、事故を取材。現在も警察庁記者クラブを拠点に取材活動を続けている。


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