【海外書籍】映画製作ロケの現地スタッフが担う業務の煩雑さ - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『分散するハリウッド』
-世界中を移動するようになった映画撮影の現場
Mobile Hollywood: Labor and the Geography of Production
Kevin Sanson 著 | University of California Press | 240p


1.ロサンゼルスを離れて
2.「モバイル・ハリウッド」
3.画期的なサポート
4.ロケ地の周辺業務
5.ハリウッドの外でハリウッドを動かす
6.モバイル・ハリウッドのリスクマネジメント


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

米国映画の一大製作拠点であるハリウッド。カリフォルニア州ロサンゼルス近郊にあり、ワーナー・ブラザーズをはじめ大手製作会社やその関連企業が集まる、映画産業の中心地として知られている。
名だたる大作や人気作、話題作がこの地でつくられてきたが、近年は「ハリウッド以外」での製作が増えているようだ。

米国で刊行された未邦訳の本書では、ハリウッドを中心に、現代の映画やテレビ製作が世界各地を移動しながら行われている現状とその弊害を、各国で製作に携わる関係者らのインタビューをもとにあぶり出している。
遠隔コミュニケーション技術の発展や撮影地となる国の撮影費用に対する税制優遇などが、ハリウッドの撮影現場の頻繁な移動を促してきた。これに伴い、現地との煩雑な調整作業を担う役割が求められるとともに、製作クルー・関係者に健康やプライベート面で小さくない負担がかかっているという。

著者のケビン・サンソン氏はクイーンズランド工科大学のメディア研究教授で、『Voices of Labor』の共同編集者。


新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2024年6月7日まで)会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら