【海外書籍】合唱団員が見た歴史的米ソ首脳会談の舞台裏とは - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『「野ばら」の想い出 かけがえのないウィーン少年合唱団での日々』
Ein kleines Lied: Als ich noch ein Wiener Sängerknabe war
Georg Spiegelhofer 著 | Verlag Der Apfel | 525p


1.2021年:ロックダウン下のウィーン少年合唱団
2.1961年:ヒンタービッヒルからの別れ
3.ヤーノシュ、ハンガリーからの亡命者
4.ボリス、ディファの息子
5.1957年:入団試験
6.ありがとう、プロハスカさん
7.予備合唱団にて
8.“パミール号”の沈没
9.禁止令
10.グロスマンの物語(2023年2月13日時点)
11.移動合唱団にて
12.寄宿学校でのホームシック
13.アイシとの数学
14.不思議の国のアリス症候群
15.真のウィーン人
16.ラ・ボエーム
17.ブーシュル料理
18.ホーフブルク王宮でのメッセ
19.アウガルテン宮殿での自由時間
20.1958年:北アメリカ公演
21.シュニッツェルとともに出発
22.最初のコンサート
23.ガンダーでの緊急着陸
24.ハリーと一緒にグレイハウンドバスで
25.七面鳥
26.ニューヨーク! ニューヨークだ!
27.ロックフェラー氏からの1ドル
28.ホテルでのクリスマス
29.フロックが可能にする
30.トロントでの再会
31.罰として部屋で監禁
32.ミスター・シュヴェンク・シー
33.ディズニーランドにて
34.ハリーのバス・ショー
35.砂漠でスイミング
36.テキサスのためのコルト銃
37.ストライキします
38.アメリカ空軍で
39.最高の英語
40.ゴミ箱の中の肖像画
41.映画館のための映画
42.ヒンタービッヒルでの休暇
43.私たちのファン
44.再び故郷へ
45.1960年:日本ヘ!
46.黄金の広間で
47.サヨナラ、日本!
48.「おじいちゃんが『きよし、この夜』を歌ってる!」
49.ついに拍手!
50.声変わり
51.グロスマンのビジョン
52.60年のディズニー映画
53.ケネディーがウィーンに
54.最後の歌
55.60年日本公演、補足


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「天使の歌声」として世界的な人気と知名度を誇るウィーン少年合唱団。
声変わり前の9歳から14歳までの少年で構成され、2017年にはユネスコ無形文化遺産に登録され、2023年には設立525周年を迎えた。
その活動が時に社会情勢の影響を受けながらも「音楽大使」として各国にその美声とハーモニーを届け続けている。

ドイツで刊行された未邦訳の本書では、1958年から1961年までウィーン少年合唱団の一員として活動した著者が、合唱団での出来事や海外での公演ツアーの記録、ゲルハルト・ラング楽長をはじめとする大人たちとのやりとり、60年代日本の政治闘争やキューバ危機などと合唱団の関わりといった興味深いエピソードをつづっている。
著者は1960年に日本ツアーに参加予定だったが、政治的背景により中止に。延期されている間に声変りを迎えてしまう。
2019年頃からのコロナ禍でコンサートに参加できなくなったウィーン少年合唱団の少年らの心情を案じ、自らの経験を共有したいという思いが、本書の執筆動機になったようだ。

著者のゲオルク・シュピーゲルホファー氏は1947年生まれ。
ジャーナリストおよび作家で、オーストリア航空の広報部で3年間勤務した後、1979年から1995年までクーリエ紙の編集部員を務めた。


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