【増刊】内部補助による鉄道路線維持に問題がある理由 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『交通政策への招待』
青木 亮/須田 昌弥 著 | ミネルヴァ書房 | 234p | 2,860円(税込)


1.交通とは何か
2.交通市場の発展
3.交通市場ごとの特性
4.交通需要の分析
5.交通事業の規制とは何か
6.交通事業における規制緩和の仕組み
7.交通事業の変化と規制緩和事例
8.価格理論の基礎
9.価格理論からみた運賃
10.運賃の実際の設定方法
11.交通混雑への処方箋
12.地域開発の理論と交通投資
13.地域開発と交通投資の実例
14.費用便益分析
15.これからの交通と交通政策


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

「交通」は我々一般市民にとって身近なものであり、鉄道、バス、道路といった交通機関・施設を利用したことがない人の数はゼロに近いだろう。とくに民間事業者によって担われる交通は、公共性と収益のバランスをとった運営が必要という難しさがある。
そうした諸問題を扱う学問が「交通論/交通経済学」である。

本書は、理論をわかりやすく噛み砕くとともに、事例を多く取り入れて理解を促す、交通論/交通経済学の入門書。交通市場、交通需要、規制と規制緩和、運賃価格、混雑、地域開発などのトピックスを網羅し、交通にまつわる問題解決をめざす「交通政策」の全容を明らかにする。
交通事業は政府の規制のもとで営まれるが、近年の規制緩和の流れの中で、赤字路線維持などに影響が出ているようだ。

著者の青木亮氏は東京経済大学経営学部教授で、共著書に『路面電車からトラムへ』(晃洋書房)などがある。須田昌弥氏は青山学院大学経済学部現代経済デザイン学科教授。


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