【新刊】医療従事者の優れた「協力者」となれるGPT-4 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『AI医療革命』
-ChatGPTはいかに創られたか
ピーター・リー/アイザック・コハネ/キャリー・ゴールドバーグ 著 | イノウ 訳 | ソシム | 320p | 2,860円(税込)


1.ファーストコンタクト(ピーター・リー)
2.機械からの薬(ピーター・リー)
3.大きな疑問:それは「理解」しているのか(ピーター・リー)
4.信頼はしても検証はしない(アイザック・“ザック”・コハネ)
5.AIで拡張された患者(キャリー・ゴールドバーグ)
6.もっとはるかに:数学、コーディング、ロジック(ピーター・リー)
7.究極のペーパーワークシュレッダー(ピーター・リー)
8.より賢いサイエンス(アイザック・“ザック”・コハネ)
9.安全第一(アイザック・“ザック”・コハネ、キャリー・ゴールドバーグ、ピーター・リー)
10.リトル ブラック バッグ(キャリー・ゴールドバーグ、アイザック・“ザック”・コハネ)


【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。

2022年11月にOpenAIがChatGPTを公開して1年以上が経過し、人々がその能力に驚きつつどのような基本姿勢で向き合うかを模索する、といったフェーズはとうに過ぎている。
2023年3月に、はるかに強力なGPT-4がリリースされたこともあり、ビジネスや医療などの個別領域にどう使うか、という議論に移ってきているようだ。

本書では、GPT-4とその医療への応用について、開発初期からプロジェクトに関わってきた3人の著者が、GPT-4やその初期バージョンのDavinci3とのリアルな対話(プロンプトと回答)を事例として散りばめながら、深い洞察を提供している。
GPT-4は、広い範囲で医療に協力できる初めての「汎用的な人工知能」であり、これまでのAIシステムではなし得なかった、たとえば因果関係の推論のシミュレートなども行うことができ、人間の医療従事者、そして患者の心強いパートナーとなることが大いに期待できるようだ。

著者のピーター・リー氏はマイクロソフトのリサーチ&インキュベーション担当コーポレート・バイスプレジデント。アイザック・コハネ氏はハーバード大学医学部生物医学情報学科の初代学科長。キャリー・ゴールドバーグ氏は長年にわたり、医療費からゲノム研究まで幅広いテーマを取材してきた医療・科学ジャーナリストである。


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