【海外書籍】90年代ロシアが米国人気番組を「輸入」した理由
文化
2024.01.18
『マペット、モスクワへ行く』
-ロシア版セサミストリート制作秘話
Muppets in Moscow: The Unexpected Crazy True Story of Making Sesame Street in Russia
Natasha Lance Rogoff 著 | Rowman & Littlefield Publishers | 267p
1.死体の山と取引
2.番組の制作
3.子どもたちの誕生
【イントロダクション】※3,000字のダイジェストのうち、約300字の要旨のみご覧いただけます。
1969年に米国で生まれた子ども向け教育番組、セサミストリート。エルモ、クッキーモンスターといった個性的なキャラクターが登場、社会の多様性を伝える世界観も人気を博し、世界150以上の国や地域で展開されている。
1990年代、ソ連崩壊直後のロシアへの「輸出」には、政治的な思惑も絡んでいたようだ。
米国で刊行された未邦訳の本書は、ロシア版セサミストリート『ウリッサ・セザム』の制作総指揮を務めた著者や、米露双国のスタッフたちの奮闘を描くドキュメンタリー。
米国の価値観を体現したセサミストリートのキャラクターや世界観を、文化も政治体制も大きく異なっていたロシアで受け入れられるようにするために、数々の文化的衝突を乗り越える必要があったようだ。
著者のナターシャ・ランス・ロゴフ氏は、米国のテレビプロデューサー、映画製作者、ジャーナリスト。NBC、ABC、PBSでロシア、ウクライナ、旧ソ連のテレビニュースやドキュメンタリー番組を手がけた。
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